活動紹介

Program

活動紹介

 この法人は、多文化的背景を持つ青少年への教育の支援・充実・拡大を推進する活動を通して、日本の青少年教育、学校教育、さらには日本社会のグローバル化・多様化の推 進に貢献することを目的としています。

 昨年から猛威を振るっているコロナウィルスの現状の中、日本にいる外国人児童生徒の学習サポートは後手に回りされており、ほとんど支援されていないのが現状です。特に、初期の日本語教育は地域のボランティア教室でなんとかサポートできている所もありますが、生徒たちの喫緊の課題である『学校の授業についていく』ためのサポートは皆無であることが分かっています。NPO法人CAMEでは、散在する国内在住者のオンラインでの学習機会、特に日本語学習の中でも『教科学習との統合:学校の授業についていくためのサポート』という課題に着目して『オンラインプログラム(アプリ)の開発』に取り組みました。現在、β版の制作が終了しテストトライアルを行っている段階です。今後は、本質的な課題解決のためには必須である、教科の拡充、母語と日本語による学力調整のためのAI機能の搭載、地域間をつなぐコミュニティ機能の実装等を予定しております。
 また現在は、日本語教員、横浜のNPOの方々等、多くの方々のご協力を仰ぎ、JSLに着目した『留学生のためのプログラムの開発』を行っております。来年4月から4か国(予定)でのプログラム施行を目標に進めている最中です。今までの生活言語のみに着目したカリキュラムとは違った方法で、かつオンラインで使えるようなプログラムになる予定です。
 その他にも、帰国子女と留学経験者(アルゼンチン、アメリカ、イギリス、タイ、ベトナム、韓国、中国他)、また現役の留学生や大学生(筑波大学、広島大学、香川大学、立命館大学他)の高校生や大学生と日本に関わる全ての学生・児童・生徒が繋がれる場としてのコミュニティ運営を行っています。

①外国人児童生徒の学習サポート

“学校の授業についていくための日本語学習サポートアプリ”『ことば城』

 日本語支援員の先生方や、地域のNPOの方々とお話をするうちに、コロナ禍における日本学習のサポートが十分ではない現状を目の当たりにしてきました。特に、初期の日本語教育は地域のボランティア教室でなんとかサポートできている所もありますが、生徒たちの喫緊の課題である『学校の授業についていく』ためのサポートは皆無であることが分かっています。例えば、日本語支援員の先生方や加配教員の先生方は、日本語指導のために配置されたにもかかわらず、多くは教科のサポートをしているのが現状です。また、地域のNPOが開催しているサポート教室でも、「学校の宿題を教えてほしい」という声が最も多く上がっています。    
 そこで、NPO法人CAMEでは、散在する国内在住者のオンラインでの学習機会、特に日本語学習の中でも『教科学習との統合:学校の授業についていくためのサポート』という課題に着目して『オンラインプログラム(アプリ)の開発』に取り組みました。
 まずは、文部科学省が出している『学校教育におけるJSLカリキュラム』を基に、以下の機能を開発しました。
・授業に出てくる単語を自分で翻訳し、さらに調べられる単語帳機能
・母語と日本語の両方で、かつオンラインの動画で学習できる機能
 現在、β版の制作が終了しテストトライアルを行っている段階です。今後は、本質的な課題解決のためには必須である、教科の拡充、母語と日本語による学力調整のためのAI機能の搭載、地域間をつなぐコミュニティ機能の実装等を予定しております。

②留学生のための日本語プログラム

留学生のためのプログラム開発

 NPO法人CAMEでは、日本語教員、現役の私立学校の先生方、横浜のNPOの方々等、多くの方々のご協力を仰ぎ、JSLに着目した『留学生のためのプログラムの開発』を行っております。近年、高校段階での日本への留学は増えているものの、母語と日本語の学習言語による統合が難しく、高校での受け入れは非常に困難なものになっています。実際すでに、多くの留学生を受け入れている学校でも、この問題は解決困難な課題として認識されています。そこで、私たちはこの課題に挑戦しようと決断しました。留学の準備段階から、JSLを中心にして、学習言語との統合を目指します。このプログラムを通過して国内の学校に留学した生徒は、学校の授業についていくことができるようになるため、本当の意味で学校での共同学習ができるようになります。
 現在は、来年4月から4か国(予定)でのプログラム施行を目標に進めている最中です。今までの生活言語のみに着目したカリキュラムとは違った方法で、かつオンラインで使えるようなプログラムになる予定です。

③コミュニティ運営

オンラインコミュニティ・サイトの運営

 今年の春から、定期的に全国の先生やボランティアの方々が日本語指導の情報交換をすることができる場をオンラインにて開催しています。近年では、日本に在住している生徒の国籍やバックグラウンドが大きく広がったため、より幅広く綿密な情報交換が急務になっています。実際に、同じ国の生徒を持つ先生同士がお話をする中で、その生徒の課題の本質が見えることも多々ありました。今後、散在した生徒たちの情報を得るためには、ますます必要になっていくと考えます。
 他には、帰国子女と留学経験者(アルゼンチン、アメリカ、イギリス、タイ、ベトナム、韓国、中国他)、また現役の留学生や大学生(筑波大学、広島大学、香川大学、立命館大学他)の高校生や大学生と、日本に関わる全ての学生・児童・生徒が繋がれる場としてのコミュニティ運営を行っています。こちらは、ルーツが似た生徒同士がコミュニケーションを取る機会が少ないとの声から生まれました。現在は、小さな活動ですが、自分たちで同じような経験をした高校生が主体となって進めてくれています。
 今後は、日本在住外国人の保護者の方が『進学・学習』に関する情報を得られるようなサイトの運営を行う予定です。各地のNPOをつなぐことで、日本に住んでいる外国人のご家庭が安心できる教育機会を拡充していきます。現在は保護者の方が相談できるような窓口をオンライン上(4言語)に開設し、母語話者とスタッフがセットになって相談を受けております。

Program

活動紹介

 この法人は、多文化的背景を持つ青少年への教育の支援・充実・拡大を推進する活動を通して、日本の青少年教育、学校教育、さらには日本社会のグローバル化・多様化の推 進に貢献することを目的としています。

 昨年から猛威を振るっているコロナウィルスの現状の中、日本にいる外国人児童生徒の学習サポートは後手に回りされており、ほとんど支援されていないのが現状です。特に、初期の日本語教育は地域のボランティア教室でなんとかサポートできている所もありますが、生徒たちの喫緊の課題である『学校の授業についていく』ためのサポートは皆無であることが分かっています。NPO法人CAMEでは、散在する国内在住者のオンラインでの学習機会、特に日本語学習の中でも『教科学習との統合:学校の授業についていくためのサポート』という課題に着目して『オンラインプログラム(アプリ)の開発』に取り組みました。現在、β版の制作が終了しテストトライアルを行っている段階です。今後は、本質的な課題解決のためには必須である、教科の拡充、母語と日本語による学力調整のためのAI機能の搭載、地域間をつなぐコミュニティ機能の実装等を予定しております。
 また現在は、福岡の日本語支援員の先生方、横浜のNPOの方々等、多くの方々のご協力を仰ぎ、JSLに着目した『留学生のためのプログラムの開発』を行っております。来年4月から4か国(予定)でのプログラム施行を目標に進めている最中です。今までの生活言語のみに着目したカリキュラムとは違った方法で、かつオンラインで使えるようなプログラムになる予定です。
 その他にも、帰国子女と留学経験者(アルゼンチン、アメリカ、イギリス、タイ、ベトナム、韓国、中国他)、また現役の留学生や大学生(筑波大学、広島大学、香川大学、立命館大学他)の高校生や大学生と日本に関わる全ての学生・児童・生徒が繋がれる場としてのコミュニティ運営を行っています。

①外国人児童生徒の学習サポート

“学校の授業についていくための日本語学習サポートアプリ”『ことば城』

 日本語支援員の先生方や、地域のNPOの方々とお話をするうちに、コロナ禍における日本学習のサポートが十分ではない現状を目の当たりにしてきました。特に、初期の日本語教育は地域のボランティア教室でなんとかサポートできている所もありますが、生徒たちの喫緊の課題である『学校の授業についていく』ためのサポートは皆無であることが分かっています。例えば、日本語支援員の先生方や加配教員の先生方は、日本語指導のために配置されたにもかかわらず、多くは教科のサポートをしているのが現状です。また、地域のNPOが開催しているサポート教室でも、「学校の宿題を教えてほしい」という声が最も多く上がっています。    
 そこで、NPO法人CAMEでは、散在する国内在住者のオンラインでの学習機会、特に日本語学習の中でも『教科学習との統合:学校の授業についていくためのサポート』という課題に着目して『オンラインプログラム(アプリ)の開発』に取り組みました。
 まずは、文部科学省が出している『学校教育におけるJSLカリキュラム』を基に、以下の機能を開発しました。
・授業に出てくる単語を自分で翻訳し、さらに調べられる単語帳機能
・母語と日本語の両方で、かつオンラインの動画で学習できる機能
 現在、β版の制作が終了しテストトライアルを行っている段階です。今後は、本質的な課題解決のためには必須である、教科の拡充、母語と日本語による学力調整のためのAI機能の搭載、地域間をつなぐコミュニティ機能の実装等を予定しております。

②留学生のための日本語プログラム

留学生のためのプログラム開発

 NPO法人CAMEでは、福岡の日本語支援員の先生方、現役の私立学校の先生方、横浜のNPOの方々等、多くの方々のご協力を仰ぎ、JSLに着目した『留学生のためのプログラムの開発』を行っております。近年、高校段階での日本への留学は増えているものの、母語と日本語の学習言語による統合が難しく、高校での受け入れは非常に困難なものになっています。実際すでに、多くの留学生を受け入れている学校でも、この問題は解決困難な課題として認識されています。そこで、私たちはこの課題に挑戦しようと決断しました。留学の準備段階から、JSLを中心にして、学習言語との統合を目指します。このプログラムを通過して国内の学校に留学した生徒は、学校の授業についていくことができるようになるため、本当の意味で学校での共同学習ができるようになります。
 現在は、来年4月から4か国(予定)でのプログラム施行を目標に進めている最中です。今までの生活言語のみに着目したカリキュラムとは違った方法で、かつオンラインで使えるようなプログラムになる予定です。

③コミュニティ運営

オンラインコミュニティ・サイトの運営

 今年の春から、定期的に全国の先生やボランティアの方々が日本語指導の情報交換をすることができる場をオンラインにて開催しています。近年では、日本に在住している生徒の国籍やバックグラウンドが大きく広がったため、より幅広く綿密な情報交換が急務になっています。実際に、同じ国の生徒を持つ先生同士がお話をする中で、その生徒の課題の本質が見えることも多々ありました。今後、散在した生徒たちの情報を得るためには、ますます必要になっていくと考えます。
 他には、帰国子女と留学経験者(アルゼンチン、アメリカ、イギリス、タイ、ベトナム、韓国、中国他)、また現役の留学生や大学生(筑波大学、広島大学、香川大学、立命館大学他)の高校生や大学生と、日本に関わる全ての学生・児童・生徒が繋がれる場としてのコミュニティ運営を行っています。こちらは、ルーツが似た生徒同士がコミュニケーションを取る機会が少ないとの声から生まれました。現在は、小さな活動ですが、自分たちで同じような経験をした高校生が主体となって進めてくれています。
 今後は、日本在住外国人の保護者の方が『進学・学習』に関する情報を得られるようなサイトの運営を行う予定です。各地のNPOをつなぐことで、日本に住んでいる外国人のご家庭が安心できる教育機会を拡充していきます。現在は保護者の方が相談できるような窓口をオンライン上(4言語)に開設し、母語話者とスタッフがセットになって相談を受けております。